月に3万円を集客に使えるとして、チラシとGoogleマップのどちらに投じるべきか。 治療院の院長先生から、実際によく相談される問いです。 結論から言うと、この2つは比べる対象ではありません。 片方は費用がかかり、片方はほぼかからないからです。このページでは、その前提を整理したうえで、 3万円の使い道として何が残るのかを考えます。
この記事でわかること
- チラシとGoogleマップが比較対象にならない理由
- それぞれが向いている場面
- チラシの効果をどう測るか(測っていない院がほとんどです)
- 月3万円の現実的な使い道
1 結論:Googleマップは費用がかからない
Googleビジネスプロフィールの整備は無料です。写真を増やす、口コミに返信する、営業時間を最新にする。すべて費用がかかりません。
つまり「どちらに3万円を使うか」ではなく「3万円を使う前に、無料でできることが終わっているか」という順番の話になります。
Googleマップの整備が済んでいないなら、まずそちらです。 費用ゼロで、着手から反映までが早く、治療院では最大の流入源だからです。 それが終わってから、3万円の使い道を考えるほうが合理的です。
2 それぞれが向いている場面
| チラシ(ポスティング) | Googleマップ | |
|---|---|---|
| 費用 | 印刷+配布で数万円〜 | ほぼ無料 |
| 届く相手 | 探していない人を含む全世帯 | いま探している人 |
| 成果までの速さ | 撒いた直後の数日 | 1〜2ヶ月かけて積み上がる |
| 持続性 | 撒くのをやめると止まる | 整備した状態が残り続ける |
| 効果測定 | 難しい(工夫が要る) | 管理画面で数字が見える |
| 向いている場面 | 開業・移転・リニューアルの告知 | 常時 |
チラシは「知らせる」ための道具。開業した、移転した、新しいメニューを始めた。知られていない事実を伝えるときに効きます。
Googleマップは「選ばれる」ための道具。すでに探している人の前に出て、比較で勝つためのものです。
知らせるべき事実がないのにチラシを撒いても、反応は出にくくなります。
3 チラシの効果を測る方法
チラシが続かない最大の理由は、効果が分からないからです。 そして分からない理由は、多くの場合測っていないからです。
最低限、この3つで測れます
- 問診票に「どこで知りましたか」の1行を足す(費用ゼロ・最重要)
- チラシに専用のQRコードを載せ、専用ページか、パラメータ付きのURLへ飛ばす
- チラシ持参で何かを提示してもらう形にする(値引きでなくてよい。「持参された方はお声がけください」でも記録になります)
1つ目だけでも十分です。翌月から「チラシ経由が何人か」が分かります。
チラシ経由の新患数 × 新患1人あたりの価値 > 印刷+配布費用 なら、続ける価値があります。
自費6,000円で平均8回の来院なら、新患1人はおよそ4.8万円。3万円のチラシで新患が1人でも来れば、計算上は回収できます。
逆に、測っていなければこの判断が一生できません。
4 月3万円の使い道
Googleマップの整備が終わっている前提で、3万円の使い道を並べます。
- Google検索広告に出す
いま探している人に直接当てられます。月3万円は、治療院の検索広告としては最低ラインですが、データが取れる水準ではあります。効果を数字で追えるのが最大の利点です。
- ホームページの不足箇所を直す
料金ページを整える、施術者の写真を入れる、予約導線を直す。一度直せば効き続けます。広告と違い、止めても消えません。
- 再来院の仕組みに使う
予約リマインドや空き枠のお知らせ。新患を1人増やすより、離脱を2人止めるほうが安く確実です。
- 告知すべき事実があるならチラシ
開業・移転・新メニュー。伝えるべきことがあるときだけ撒きます。
多くの院では、2 → 3 → 1 → 4 の順です。
受け皿(2)が整っていない状態で広告(1)を出すと、クリックだけ増えて予約が増えません。
5 チラシを撒くなら、先にやること
この3つがないチラシは、反応が出にくくなります
- 料金が書いてある(初回◯分◯円)
- 施術者の顔写真がある(誰に触られるのかが分かる)
- 行き方が分かる(地図と、目印になる建物)
チラシを見た人の多くは、そのあと院名で検索します。その先のGoogleマップとホームページが整っていないと、そこで止まります。チラシ単体では完結しません。
チラシの表現にも制約があります
チラシは典型的な「広告」にあたります。あはき法・柔道整復師法では広告できる事項が限定的に列挙されており、効能・効果の訴求や施術前後の比較写真は避けてください。ホームページ以上に注意が必要な媒体です。判断に迷う場合は所轄の保健所にご確認ください。
6 よくあるご質問
チラシの反応率はどのくらいが普通ですか。
配布地域・時期・内容で大きく変わるため、一般的な数値を基準にしないでください。他院の数字より、自院で測った数字のほうが役に立ちます。1回目は「測るために撒く」と考え、2回目以降の判断材料にするのが現実的です。
Googleマップの整備が終わったか、どう判断しますか。
写真が10枚以上あり、口コミにすべて返信があり、営業時間が最新で、ウェブサイトと予約のリンクが設定されている。この4つが揃っていれば、ひとまず終わりと考えてよいです。
両方やる余裕がありません。
Googleマップを先にしてください。費用がかからないので、そもそも二者択一になりません。「時間がない」という意味であれば、写真を10枚追加することだけ先にやってください。1時間で終わり、最も効果が出やすい作業です。
7 まとめ
- Googleマップは無料なので、比較対象にならない
「どちらに使うか」ではなく「無料の分が終わっているか」です。
- チラシは「知らせる」道具
開業・移転・新メニューなど、伝えるべき事実があるときに効きます。
- 測っていなければ、判断は一生できない
問診票に1行足すだけで、翌月からデータが手に入ります。
15項目に答えるだけで、先生の院のWEB集患がいまどの段階でつまずいているかが点数で出ます。費用をかける前に直せる場所も分かります。ご登録は不要で、その場で結果が表示されます。
WEB集患チェックを試す(無料・90秒) 売り込みのご連絡はいたしません
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、施術の効果を示すものではありません。
※広告表現に関する法令解釈は、所轄の保健所等にご確認ください。

