ホームページの表示が遅いと、患者さんは開く前に戻ってしまいます。 しかも治療院のサイトが遅い原因は、ほとんどの場合1つだけです。 写真が重すぎること。 このページでは、確認方法と、写真を軽くする具体的な手順、そしてどこまでやれば十分かを整理します。
この記事でわかること
- 治療院のサイトが重くなる最大の原因
- 表示速度を確認する方法(無料)
- 写真を軽くする具体的な手順
- Core Web Vitals の3つの指標を、ざっくり理解する
- どこまでやれば十分か(満点を目指さない)
1 結論:原因の9割は写真
スマートフォンで撮った写真は、1枚で3〜5MBあることがあります。
それをそのままサイトに載せると、1ページ開くのに数十MBの通信が発生します。
院内の写真を10枚並べたトップページが重いのは、たいていこれが理由です。
そして皮肉なことに、「写真を増やしましょう」というアドバイスに従った院ほど重くなります。 写真を増やすこと自体は正しいのですが、サイズを落としてから載せるという工程が抜けています。
2 確認する方法
- PageSpeed Insights(無料)
Googleのツールに自院のURLを入れるだけです。モバイルとデスクトップの両方で点数が出ます。見るのはモバイルのほうです。患者さんはスマホで見ています。
- 実際にスマホで開いてみる
Wi-Fiを切って、モバイル回線で開いてください。Wi-Fi環境では速く見えてしまいます。3秒以内に主要な内容が見えるかが目安です。
- Search Consoleの「ウェブに関する主な指標」
実際に訪問した人のデータをもとに、問題のあるURLが表示されます。データが溜まるまで時間がかかるため、公開直後は表示されません。
3 写真を軽くする手順
この3つで、たいてい解決します
- 横幅を1200〜1600px程度に縮小する(スマホ表示に4000pxの画像は不要です)
- JPEGで保存し、品質を80%程度に落とす(見た目はほぼ変わりません)
- 1枚あたり200KB以下を目安にする
3〜5MBの写真が、この処理で100〜200KBになります。20分の1以下です。
Windowsなら:写真アプリで開く →「サイズ変更」→ 幅を1600pxに → 保存
Macなら:プレビューで開く →「ツール」→「サイズを調整」→ 幅を1600pxに → 保存
まとめて処理したいなら:無料の画像圧縮サービスにドラッグ&ドロップするだけのものがあります。患者さんの顔が写っている写真は、外部サービスにアップロードしないでください。
WordPressを使っている場合、画像を自動で圧縮するプラグインもあります。 ただしプラグインを増やすこと自体が表示速度と保守の負担になるため、 枚数が多くないなら手作業のほうが確実です。
4 Core Web Vitals をざっくり理解する
Googleは、ページの使い心地を示す指標としてCore Web Vitalsを公表しています。 3つありますが、治療院で問題になるのはほぼ1つ目だけです。
| 指標 | 意味 | 治療院での原因 |
|---|---|---|
| LCP | 主要な内容が表示されるまでの時間 | 写真が重い。ほぼこれ |
| INP | タップしてから反応するまでの速さ | スクリプトが多い場合 |
| CLS | 読み込み中にレイアウトがずれないか | 画像のサイズ指定がない場合 |
CLSは体感で分かります
読もうとした瞬間に画面がガクッとずれて、押すつもりのない場所を押してしまう。あれがCLSの問題です。画像に幅と高さを指定しておくと防げます。制作会社に「画像にwidthとheightを指定してほしい」と伝えれば通じます。
5 写真以外の原因
- プラグインの入れすぎ(WordPress)
使っていないプラグインは削除してください。無効化だけでは不十分です。
- 外部サービスの読み込み
チャットツール、SNSの埋め込み、地図の埋め込みなど。1つずつは軽くても、積み重なると重くなります。使っていないものは外してください。
- 動画の自動再生
トップページで動画が自動再生される作りは、表示速度と通信量の両方に影響します。治療院で必須の演出ではありません。
- 古いサーバー・共有プランの負荷
まれですが、サーバー側が原因のこともあります。ただし写真を軽くする前にサーバーを疑わないでください。順番が逆です。
6 どこまでやれば十分か
PageSpeed Insightsの点数を100点にするのは、費用と手間に対して見合いません。
治療院で必要なのは、「スマホで開いて、3秒以内に何の院か分かる」状態です。それ以上は投資対効果が急に悪くなります。
この状態になっていれば十分
- モバイル回線で開いて、3秒以内に主要な内容が見える
- 写真が1枚200KB以下になっている
- 読み込み中にレイアウトが大きくずれない
- 使っていないプラグイン・埋め込みがない
表示速度は「良ければ有利」ではなく「遅すぎると不利」という性質のものです。問題がない水準まで持っていけば、それ以上は他のことに時間を使ってください。
7 よくあるご質問
表示速度は検索順位に影響しますか。
Googleはページの使い心地を評価に含めていると説明していますが、速くすれば順位が上がるという単純なものではありません。それより遅すぎて患者さんが離脱することのほうが、直接的で大きな損失です。順位のためではなく、離脱を止めるために直してください。
点数が40点でした。作り直すべきですか。
まず写真だけ軽くしてみてください。それだけで数十点上がることがあります。作り直しの判断は、写真を直しても改善しなかった場合です。点数が低い=サイトが悪い、ではありません。
画像をWebPという形式にすべきと言われました。
WebPはJPEGより軽くなる形式で、対応環境も広がっています。ただしまずJPEGのサイズを落とすだけで十分な効果があります。形式を変えるのは、それでも足りない場合で構いません。優先順位を間違えないでください。
8 まとめ
- 原因の9割は写真
3〜5MBの写真をそのまま載せている状態です。
- 横幅1600px・200KB以下が目安
この処理だけで20分の1以下になります。
- 満点を目指さない
「3秒以内に内容が見える」まで来たら、他のことに時間を使ってください。
15項目に答えるだけで、先生の院のWEB集患がいまどの段階でつまずいているかが点数で出ます。ご希望の方には、実際にサイトを開いて確認した精査レポートを無料でお送りします。表示速度もその際に確認します。
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※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、検索順位を保証するものではありません。
※各ツールの仕様・指標の定義は変更される場合があります。
※患者さんが写っている画像を外部サービスにアップロードする際は、本人の同意と個人情報の取り扱いにご注意ください。

