Googleサーチコンソールは無料で、「自院がどんな言葉で検索されているか」が分かる唯一のツールです。 ところが画面を開くと数字が並んでいて、どこを見ればいいのか分からないまま閉じてしまう。 治療院の院長先生からよく聞く話です。 このページでは、見るのは4つの数字と、そこから判断する3つのパターンだけという形に絞って整理します。
この記事でわかること
- 見るべき4つの数字と、その意味
- 「平均掲載順位」を誤解しない読み方
- 数字の組み合わせから分かる3つのパターンと打ち手
- クエリ(検索語)から次にやることを決める方法
- インデックス登録の確認
1 結論:見るのは4つの数字だけ
左メニューの「検索パフォーマンス」→「検索結果」。ここだけで足ります。
上部に4つの指標があります。初期状態では2つしかONになっていないことがあるので、4つすべてONにしてください。
| 指標 | 意味 | 治療院での読み方 |
|---|---|---|
| 表示回数 | 検索結果に自院のページが出た回数 | 見つかっているか |
| クリック数 | 実際にクリックされた回数 | 選ばれているか |
| CTR | 表示回数のうちクリックされた割合 | タイトルが効いているか |
| 平均掲載順位 | 検索結果での平均的な順位 | 参考程度(第3章) |
画面下部のタブで「クエリ」「ページ」「デバイス」などが切り替えられます。 治療院で見るのはクエリ(検索語)とページの2つだけで十分です。
2 4つの数字の意味
大事なのは、この4つがファネルの順番になっているということです。
検索される → 表示回数 → クリック数 → (サイト内で)予約
どこで落ちているかを、この順に見ていきます。いきなり「順位が低い」と判断しないでください。
3 「平均掲載順位」の落とし穴
平均なので、実感とずれます
「平均掲載順位 15位」と出ていても、常に15位に表示されているわけではありません。3位で表示されることもあれば、40位のこともあり、その平均が15位というだけです。
また、ローカル検索では検索する人の現在地によって順位が変わります。院の近くで検索すれば上位、離れれば下位。この平均が出ているため、数値そのものにあまり意味がありません。
順位は「上がっているか、下がっているか」の傾向だけ見てください。 「15位を10位にする」といった目標の立て方は、治療院では現実的ではありません。
4 組み合わせで分かる3つのパターン
1つの数字ではなく、組み合わせで判断します。ここが読めれば、次にやることが決まります。
- パターン1:表示回数が少ない
そもそも見つかっていません。ページの内容が検索語と結びついていない状態です。
打ち手:タイトルタグに地域名と業態を入れる。施術メニューごとにページを分ける。 - パターン2:表示回数はあるがCTRが低い
見えているのにクリックされていません。タイトルとメタディスクリプションの問題です。
打ち手:タイトルに料金や営業時間の情報を足す。「◯◯市の接骨院」だけでなく「◯◯駅から徒歩3分」など具体性を加える。これは直せば早く効きます。 - パターン3:クリックはあるが問い合わせがない
サイトの中で落ちています。サーチコンソールでは分かりません。
打ち手:スマホで予約手段が見えるか、料金が書いてあるか、電話がタップできるかを確認。
パターン2が最も費用対効果が高いです。すでに表示されているので、タイトルを書き換えるだけで流入が増えます。新しいページを作るより早く効きます。
5 検索語から次にやることを決める
画面下部の「クエリ」タブを開くと、実際に検索された言葉が一覧で出ます。 ここが、このツールで最も価値のある場所です。
クエリを見るときの3つの視点
- 想定していなかった言葉が出ていないか → 次に書くページのテーマになります
- 表示回数はあるがクリックが0の語はないか → タイトルを直す対象
- 掲載順位が10〜30位あたりの語はないか → あと一押しで上がる。加筆の優先対象
3つ目が効率的です。まったく新しいページを作るより、すでに30位に入っているページを厚くするほうが早く上がります。
「想定外の検索語」が最大の収穫です。 自分では思いつかなかった言葉で探されていることが分かります。 その言葉は、実際の患者さんが使っている言葉なので、そのままページの見出しに使えます。
6 インデックス登録の確認
左メニューの「ページ」(インデックス作成)で、Googleに登録されているページ数が分かります。 公開直後は、まずここを見てください。
| 表示 | 意味 | 対応 |
|---|---|---|
| 登録済み | 検索に出る状態 | — |
| 検出 – インデックス未登録 | 存在は知っているが、まだ登録していない | 正常な待ち状態。数週間待つ |
| クロール済み – インデックス未登録 | 読んだが、登録の価値が低いと判断された | 内容の見直し |
| noindexタグにより除外 | 登録しない設定になっている | 意図しないものなら要修正 |
急いで登録してほしいページは、「URL検査」から個別にリクエストできます。 上部の検索窓にURLを入れ、「インデックス登録をリクエスト」を押すだけです。 ただし1日にリクエストできる件数には上限があるので、重要なページから順に。
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どのくらいの頻度で見ればよいですか。
月1回で十分です。毎日見ても数字は動きません。むしろ短期の変動に振り回されます。期間は「過去28日間」を基本にしてください。
データが何も出ていません。
サイトを公開したばかりなら正常です。インデックス登録が進むまで、検索パフォーマンスには何も出ません。2〜4週間は待ってください。その間は「ページ(インデックス作成)」のほうを見て、登録が進んでいるかを確認します。
Googleアナリティクスとの違いは何ですか。
サーチコンソールは「サイトに来る前」、アナリティクスは「サイトに来た後」を見るツールです。どんな言葉で検索されたかはサーチコンソール、サイト内でどこを見たかはアナリティクス。両方必要ですが、治療院ではサーチコンソールのほうが判断材料になります。
Googleビジネスプロフィールの検索語句とは違うのですか。
違います。サーチコンソールは自院サイトが検索結果に出たときの語、GBPはGoogleマップ上で見つかったときの語です。治療院では両方見る価値があります。地図経由と検索経由で、使われる言葉が違うことがあります。
8 まとめ
- 見るのは表示回数・クリック・CTR・順位の4つだけ
タブは「クエリ」と「ページ」で十分です。
- 平均掲載順位は傾向だけ見る
ローカル検索では検索地点で変わるため、数値自体に意味がありません。
- 最も効率がよいのは「表示はあるがクリックがない語」
タイトルを直すだけで流入が増えます。
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※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、検索順位や集患の成果を保証するものではありません。
※Google Search Consoleの画面名称・仕様は変更される場合があります。

