構造化データは、ページの内容を検索エンジンが理解しやすい形で書き添えるものです。 「うちは接骨院で、住所はここ、電話番号はこれ、営業時間はこう」という情報を、 人間が読む文章とは別に、機械が読める形式でも書いておく。それだけの話です。 このページでは、治療院で入れる価値があるものと、期待しすぎないほうがよい点を整理します。
この記事でわかること
- 構造化データを入れると何が起きるのか(順位は上がりません)
- 治療院で入れる価値があるのは1つだけ
- そのまま使えるコード例
- FAQの構造化データが以前ほど表示されなくなった件
- 設定後の確認方法
1 結論:順位は上がらない。理解されやすくなるだけ
Googleは、構造化データそのものが検索順位を上げる要因だとは説明していません。
役割は2つです。①ページの内容を正確に理解してもらう ②リッチリザルト(検索結果での特別な表示)の対象になり得る。
つまり優先度は高くありません。写真・口コミ返信・タイトルタグを直すほうが先です。
それでも入れる価値があるのは、手間が1回で済み、以降ずっと効くからです。 30分で終わり、あとは移転や電話番号の変更がない限り触りません。
2 治療院で入れる価値があるもの
| 種類 | 内容 | 治療院での優先度 |
|---|---|---|
| LocalBusiness | 院名・住所・電話番号・営業時間・地図情報 | 入れる価値あり |
| BreadcrumbList | パンくずリスト | あれば入れる(テーマが自動で入れることが多い) |
| FAQPage | よくある質問 | 優先度は下がった(第4章) |
| Article | 記事ページ | ブログを書くなら |
| Review / AggregateRating | 口コミ・評価 | 自作しない(第6章のQ&A参照) |
LocalBusiness だけ入れておけば十分です。院名・住所・電話番号・営業時間という、患者さんが最も必要とする情報を機械にも正確に伝える形になります。
あわせてGoogleビジネスプロフィールの情報と一致させてください。食い違っていると、かえって混乱の元になります。
3 そのまま使えるコード例
トップページの </head> の直前に置きます。◯◯の部分を自院の情報に置き換えてください。
<script type=”application/ld+json”> { “@context”: “https://schema.org”, “@type”: “LocalBusiness”, “name”: “◯◯接骨院”, “image”: “https://example.com/images/gaikan.jpg”, “url”: “https://example.com/”, “telephone”: “045-000-0000”, “address”: { “@type”: “PostalAddress”, “postalCode”: “240-0000”, “addressRegion”: “神奈川県”, “addressLocality”: “横浜市◯◯区”, “streetAddress”: “◯◯1-2-3 ◯◯ビル2F”, “addressCountry”: “JP” }, “openingHoursSpecification”: [ { “@type”: “OpeningHoursSpecification”, “dayOfWeek”: [“Monday”,”Tuesday”,”Wednesday”,”Friday”], “opens”: “09:00”, “closes”: “20:00” }, { “@type”: “OpeningHoursSpecification”, “dayOfWeek”: [“Saturday”], “opens”: “09:00”, “closes”: “13:00” } ], “priceRange”: “¥¥” } </script>
書くときの注意
- 院名は正式名称(Googleビジネスプロフィールと一致させる)
- 電話番号・住所もGBPと同じ表記にする
- 営業時間は実際の時間を書く(休憩時間で分かれる場合は2つに分けて記述)
- ページに書かれていない情報を構造化データにだけ書かない(Googleのガイドラインで、表示されている内容と一致させることが求められています)
最後の1つが重要です。構造化データは「ページの内容の説明」であって、追加情報を書く場所ではありません。
4 FAQの構造化データについて
以前ほど表示されなくなりました
かつては、よくある質問を構造化データで記述すると、検索結果に質問と回答が展開表示されることがありました。しかし2023年以降、Googleはこの表示を大幅に絞り込み、限られたサイトにのみ表示する方針に変更しています。
つまり「FAQの構造化データを入れれば検索結果が目立つ」という前提は、いまは成り立ちません。入れること自体は問題ありませんが、表示を期待して工数をかける価値は下がっています。
ただし、ページにFAQを置くこと自体の価値は変わりません。 「鍼は痛いのか」「初回はいくらか」「何回通うのか」といった疑問に答えておくことは、 構造化データの有無と関係なく、読んだ人の不安を減らし、予約につながります。
5 入れ方と確認方法
- WordPressの場合
テーマに「ヘッダー用のコード入力欄」があれば、そこに貼ります(Cocoonなら「アクセス解析・認証」タブなど)。テーマファイルを直接編集しないでください。更新のたびに消えます。
- HTMLで作られたサイトの場合
トップページの
</head>の直前に貼るだけです。 - プラグインを使う場合
SEO系プラグインに構造化データの設定機能があることがあります。その場合は二重に入れないよう注意してください。
- 確認する
Googleの「リッチリザルト テスト」にURLを入れると、正しく認識されているかが分かります。エラーが出たらその箇所を直します。
設定後、Search Consoleの左メニューに「構造化データ」に関する項目が表示されるようになることがあります。 エラーが出ていないかを、たまに確認すれば十分です。
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口コミの評価(星の数)を構造化データで書けば、検索結果に星が出ますか。
自作しないでください。自社サイトに自分で書いた評価(自己申告のレビュー)は、Googleのガイドライン上、リッチリザルトの対象外とされています。無理に記述するとスパムと判断されるおそれがあります。口コミはGoogleビジネスプロフィールに集めるのが正しい方法です。
MedicalBusiness など、医療系の種類を使うべきですか。
LocalBusiness で問題ありません。治療院は医療機関ではないため、医療機関と誤認させる記述は避けるべきです。名称にも「クリニック」「医院」「診療所」を使えません。迷ったら LocalBusiness にしてください。
入れたのに何も変わりません。
正常です。構造化データは順位を上げるものではありません。変化を期待する施策ではなく、情報を正確に伝えるための下準備だと考えてください。効果を実感したいなら、写真の追加・口コミ返信・タイトルタグの修正のほうが先です。
7 まとめ
- 順位は上がらない
理解されやすくなるだけ。優先度は高くありません。
- LocalBusinessだけで十分
GBPの情報と一致させることが条件です。
- 評価の星は自作しない
ガイドライン違反と判断されるおそれがあります。
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※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、検索順位や表示を保証するものではありません。
※構造化データの仕様およびGoogleのガイドライン・リッチリザルトの表示方針は変更される場合があります。最新の情報はGoogleの公式ドキュメントをご確認ください。

