治療院ホームページ制作の見積もり比較|依頼前に決めることと確認表

治療院のホームページ制作を相談するとき、「何ページで、いくらですか」だけでは見積もりを比べられません。写真を用意する人、文章を書く人、公開後に料金を直す人が違えば、同じページ数でも依頼内容が変わるからです。鍼灸院・整体院・接骨院の院長が、制作前に決めることと、見積もりで確認することを一枚に整理できる形でまとめました。

この記事で用意できるもの

  • 「新規制作・部分修正・作り直し」を選ぶ判断材料
  • 同じ条件で見積もりを依頼するための比較表
  • 制作会社へ渡せる依頼メモのひな型
  • 公開前に院長がスマホで確かめる操作

1 最初に「何を解決するHPか」を決める

「古く見える」「他院が作っている」だけでは、必要なページや機能を絞れません。まず、実際に困っていることを一つ書きます。たとえば「紹介された人が院名で調べても、初回の費用と予約方法が分からない」「料金変更のたびに業者への依頼が必要で、古い表示が残る」といった具体的な状態です。

現在の状態先に確認すること検討する依頼
HPがなく、案内が複数の媒体に分かれている所在地・受付時間・初回案内・予約先を一か所で確認できるか基本情報と予約案内をまとめる新規制作
HPはあるが、料金や予約先が古い今の管理画面や契約で修正できる範囲既存ページの修正。全面改修はその後に判断
スマホで読めない、更新できない現在の仕組みで直せるか、移行時に引き継ぐものは何か部分改修と作り直しの両方を見積もる

予約枠がすでに埋まっているなら、新規予約を増やすこと以外に、電話で繰り返し説明している内容を減らす役割も考えられます。HPに任せたい仕事と、院内で対応する仕事を分けると、不要な機能を減らせます。

2 作る前にそろえる5つの情報

以下を一度に完璧に書く必要はありません。「決まっていること」「担当者に相談したいこと」を分けるだけでも、依頼が具体的になります。

  1. 初めての方への案内:予約の要否、当日の流れ、持ち物、服装、受付から帰るまでの時間の目安。院で確認した内容を用意します。
  2. 料金と条件:初回と通常の違い、追加費用、支払方法。保険と自費の説明が必要な院は、案内内容を院側で確認して渡します。
  3. 院・施術者の情報:所在地、受付時間、資格の正確な名称、紹介文、使用許可のある写真。素材写真や生成画像を実際の院内・スタッフ写真のように載せません。
  4. 予約の方法:電話・WEB・LINEのどこへ案内するか、返答する担当者、受付可能な時間。フォーム送信が予約確定なのか、折り返しが必要なのかを明確にします。
  5. 公開後の担当:休業日、料金、施術者情報の変更を誰が直すか。担当者がスマホしか使えない場合は、その条件も伝えます。

「文章作成込み」でも、院の事実を確かめる役割は残ります。公開前に誰が原稿を確認するかを決め、制作会社にはヒアリング・原稿作成・修正の範囲を聞いてください。

鍼灸院・接骨院等の表現を確認する際は、厚生労働省が公開する「あはき・柔整広告ガイドライン」などの資料を使います。業態・掲載媒体・内容に応じた確認が必要なので、他院の文章をそのまま使う前提で進めないようにします。厚生労働省の広告規制に関する資料

3 見積もりは総額と作業範囲で比べる

初期費用だけでなく、同じ利用期間・同じ作業条件で比べます。月額契約なら、最低契約期間と、その間に必要になる支払いを先に確認してください。「更新込み」「SEO対策込み」と書かれていても、実際に何をするかは見積書で確かめます。

比較する項目そのまま聞ける質問
初期制作ページ・原稿・写真・フォームのうち、何が含まれますか。院で準備するものは何ですか。
毎月の支払い月額のほかに、サーバー・ドメイン・予約システム等の費用はかかりますか。
更新・修正月に何回、どの範囲まで対応しますか。料金表の変更とページ追加では費用が違いますか。
契約と解約最低契約期間、解約時の費用、申出期限、解約後のサイト公開はどうなりますか。
所有・引き継ぎドメインの管理者は誰ですか。他社へ移るときに文章・写真・サイトデータを受け取れますか。
検索と計測SEO対策の作業内容は何ですか。Search Consoleやアクセス解析を院側でも確認できますか。
公開後の対応フォームが届かないときの窓口、確認時間、対応範囲を教えてください。
費用比較の書き方

初期費用 + 比較期間内の月額費用 + 別途必要な費用を並べます。すべて税込・税別のどちらかにそろえ、途中解約があり得る場合は、その時点の支払条件も別に書きます。

総額が同じでも、写真撮影や原稿作成を院で行うなら、院長の作業時間が必要です。安い・高いだけで結論を出さず、「自分で対応できない作業が含まれているか」を確認してください。

検索順位の約束を、作業範囲の代わりにしないことも大切です。Google公式のSEOスターターガイドは、検索上位になる秘訣はなく、変更の反映にも時間がかかると説明しています。契約前には「何位になりますか」だけでなく、「何を変更し、どの数字をいつ確認しますか」と聞きましょう。Google公式SEOスターターガイド

4 そのまま使える制作依頼メモ

次の項目をコピーして埋め、複数社へ同じ内容を渡すと比較しやすくなります。分からない項目は「相談したい」と書いて構いません。患者さんの氏名や個別の健康情報は記載しません。

院名・業態・地域:[記入]
現在のHP/案内ページ:[URL/HPなし]
今回解決したいこと:[例:初回費用と予約方法を一か所で案内したい]
主に案内したい方:[例:紹介で院名を知り、初めて来院する方]
必要な内容:[初回案内・料金・院紹介・アクセス・予約方法など]
予約の受付方法:[電話/WEB/LINEと、その対応担当]
提供できる素材:[院内写真・施術者写真・ロゴ・原稿]
公開希望時期と確認担当:[記入]
費用の上限:[初期・月額・別途費用を含めて相談]
公開後に自分で更新したいもの:[休業日・料金など]
見積もりに明記してほしいこと:作業範囲、別途費用、最低契約期間、解約条件、ドメインとデータの引き継ぎ

デザインの参考サイトを渡す場合は、「このサイトと同じに」ではなく、参考にしたい理由を添えます。「スマホで料金表が読める」「アクセスと駐車場が探しやすい」のように、来院前の行動と結び付けて伝えると、必要な構成を話し合えます。

5 公開前は「初めて来院する人」の操作で確認

完成画面を見て承認する前に、ご自身のスマホで以下を順番に試します。見た目の確認と、受付が実際に動くかの確認を分けて行ってください。

  1. トップページから、初回に必要な費用と条件を探す。
  2. 所在地、入口、受付時間を確認し、Googleマップ等の案内と照合する。
  3. 予約ボタンを押し、正しい院・受付方法へ進むことを確かめる。
  4. 担当者と合意したテスト送信を行い、受信・返信・エラー時の表示を確認する。実予約とテストを区別して記録する。
  5. 今後変わりそうな休業日や料金を、誰がどの画面で更新するか実演してもらう。

公開後は、訪問数だけでなく、予約先への移動と実際の予約を分けて記録します。予約ボタンを押しただけで予約成立とは限りません。計測できないところは「不明」とし、受付記録と照合できる範囲から始めます。

6 依頼する範囲を決められないときは

ホームページを新しく作るか迷っている場合は、現在の案内で不足しているものを先に整理しましょう。既存HPの料金と予約先を直せば済むのか、新規に案内ページを作る必要があるのかで、依頼内容は変わります。

制作を依頼する前に、必要な範囲を整理しませんか

「全面リニューアルが必要か」「料金ページと予約案内の修正でよいか」。判断に迷う院長先生向けに、5院限定の無料WEBマーケティングコンサルを受け付けています。現在のHPとお悩みを確認し、優先する改善と、制作会社へ確認したい項目を整理します。

相談欄に「無料コンサル希望。HPの作り直しが必要か相談したい」など、一言お書きください。HPがない場合も、これから用意する情報を相談できます。

無料コンサルの内容・申込方法を見る無料の範囲は相談と改善提案です。制作・運用代行は含みません。相談後の営業・契約はありません。

本文の比較表と依頼メモは、発注範囲を整理するための実務用のひな型です。特定の料金相場や、制作による集客・検索順位の成果を保証するものではありません。

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