GA4(Googleアナリティクス4)は項目が多く、開いても何を見ればよいか分かりません。 ですが治療院の場合、見るべき数字は3つだけです。 しかもそのうち1つは、初期設定のままでは計測されていません。 このページでは、その3つと、計測されていない数字をどう取るかを整理します。
この記事でわかること
- 治療院が見るべき3つの数字
- 電話タップが初期設定では計測されない件と、その対処
- アクセス数・直帰率を判断に使わない理由
- どこから来ているかを確認する場所
- サーチコンソールとの使い分け
1 結論:見るのは3つだけ
- 予約・問い合わせページへの到達数(予約の一歩手前)
- 電話タップ数(スマホで電話番号が押された回数)
- 流入元の内訳(検索・地図・SNS・直接、どこから来たか)
この3つが分かれば、判断に必要な材料は揃います。それ以外の項目は、当面見なくて構いません。
2 予約・問い合わせページへの到達数
「レポート」→「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」で、ページごとの表示回数が見られます。 ここで予約ページ・お問い合わせページの数字を見ます。
サイト全体のアクセス数が増えても、予約ページまで到達していなければ予約は増えません。
逆に、アクセス数が横ばいでも到達数が増えていれば、サイト内の導線が改善していると判断できます。
到達数が極端に少ない場合、原因は予約への導線にあります。 スマホでスクロールせずに予約ボタンが見えるか、料金が書いてあるか。 この2つを直すと、到達数が動くことがあります。
3 電話タップ数(設定が必要)
初期設定のままでは計測されていません
治療院で最も多い問い合わせ手段は電話です。ところがGA4は、電話番号リンク(tel:)のタップを自動では計測しません。
「拡張計測機能」で自動計測されるのは、スクロール・離脱クリック(外部サイトへの移動)・ファイルのダウンロード・フォームの操作などです。tel: リンクはここに含まれません。
つまりいちばん知りたい数字が、何もしなければ取れていないということです。
計測する方法(いずれか)
- Googleタグマネージャーを使う:tel: を含むリンクのクリックをトリガーにしてイベントを送る。最も一般的な方法です
- サイトに数行のコードを足す:電話リンクが押されたときに
gtag('event', 'tel_click')を送る - 電話番号にパラメータを付けた計測用のリンクにする:仕組みによっては可能ですが、複雑になりがちです
どれも制作会社に依頼できる範囲の作業です。「電話リンクのタップをGA4のイベントで計測してほしい」と伝えれば通じます。
設定すると、「レポート」→「エンゲージメント」→「イベント」に表示されるようになります。 これが取れて初めて、WEBがどれだけ電話につながっているかが分かります。
4 流入元の内訳
「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」で、どこから来たかが分かります。
| 表示 | 意味 | 治療院での読み方 |
|---|---|---|
| Organic Search | 検索から | SEOが効いているか |
| Organic Shopping / Referralなど | 他サイト経由 | Googleマップ経由はここに入ることが多い |
| Direct | 直接アクセス | 指名検索・ブックマーク・QRコードなど |
| Organic Social | SNSから | SNSが来院につながっているか |
| Paid Search | 広告から | 広告の効果 |
Googleマップ経由は正確には分かりません
Googleビジネスプロフィールからサイトへ来た分は、設定によって Direct や Referral に混ざることがあります。正確に分けたい場合は、GBPのウェブサイトリンクにパラメータを付ける方法がありますが、まずはGBP側の管理画面で「ウェブサイトのクリック数」を見るほうが確実です。
5 判断に使わなくてよい数字
記録はしても、判断には使わない
- ユーザー数・セッション数(増えても予約が増えていなければ意味がありません)
- ページビュー数(同上)
- 直帰率・エンゲージメント率(1ページで用が済むサイトでは、高くても問題ありません)
- 平均エンゲージメント時間(長く読まれることが良いとは限りません。料金だけ確認して電話する人が理想です)
これらは「サイトの様子」を知る数字であって、「事業がうまくいっているか」の数字ではありません。
問診票の「どこで知りましたか」の内訳です。
GA4は「サイトに来た人」までしか追えません。実際に来院した人がどこから来たかは、院内でしか分かりません。この1行が、あらゆるツールより確実です。
6 サーチコンソールとの使い分け
| サーチコンソール | GA4 | |
|---|---|---|
| 見る範囲 | サイトに来る前 | サイトに来た後 |
| 分かること | どんな言葉で検索されたか | サイト内でどこを見て、何をしたか |
| 治療院での優先度 | 高い | 次点 |
| 見る頻度 | 月1回 | 月1回 |
両方とも無料で、両方入れておく価値があります。 ただし先に見るのはサーチコンソールです。次に書くページのテーマが、そこから決まるためです。
あわせて読みたい 院長が見るサーチコンソール|数字は4つ、パターンは3つだけ7 よくあるご質問
GA4は入れたほうがよいですか。
入れておいてください。無料で、後から過去のデータを取ることはできないためです。入れずに1年経つと、その1年分のデータは永久に失われます。見るかどうかは別として、設置だけは早いほうがよいのがこの種のツールです。
数字が少なすぎて判断できません。
商圏が狭い治療院では、月間の訪問数が数十〜数百ということもあります。その規模では、率(CTRや直帰率)で判断せず、実数で見てください。「予約ページ到達が月12件から18件に増えた」という見方のほうが確実です。
設定が難しくて手が出ません。
最低限、タグを設置するところまでできていれば十分です。電話タップの計測は後からでも足せます。設置だけしておけばデータは溜まっていくので、読み方は後から覚えても間に合います。
8 まとめ
- 見るのは3つだけ
予約ページ到達数・電話タップ数・流入元。
- 電話タップは初期設定では取れていない
いちばん知りたい数字が、何もしなければ計測されていません。
- 最終的な答えは問診票にある
「どこで知りましたか」の1行が、あらゆるツールより確実です。
15項目に答えるだけで、先生の院のWEB集患がいまどの段階でつまずいているかが点数で出ます。予約導線が機能しているかも含まれています。ご登録は不要で、その場で結果が表示されます。
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※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。
※GA4の画面名称・自動収集される項目の仕様は変更される場合があります。最新の情報はGoogleの公式ヘルプをご確認ください。

