はり・きゅうは、医師の同意書があれば療養費の対象になる場合があります。 ところが手続きが分かりにくいため、「使えるのかどうかすら分からない」まま自費で通っている方も、 使えるのに知らずに他院へ流れている方もいます。 このページでは、その説明を1ページにまとめることが、なぜ鍼灸院にとって数少ない「競合の少ない集客ページ」になるのかを整理します。
この記事でわかること
- 同意書の説明ページが「空白地帯」である理由
- ページに書くべき5つの内容
- 効果を書かずに作れるため、広告規制の面でも安全な理由
- 書くときに気をつける表現
- 自費中心の院が作る意味
1 結論:ここは競合が少なく、規制からも遠い
鍼灸院のWEBで、次の3つが同時に揃う数少ないページが「保険(同意書)の説明」です。
- 検索需要がある(「鍼灸 保険 使える」等で調べられている)
- 競合が少ない(丁寧に書いている院がほとんどない)
- 効果の記述を含まずに書ける(制度の説明だから)
効能を書けないという制約の中で、制約に一切触れずに作れるページです。
2 なぜ空白地帯になっているのか
- 手続きが煩雑で、自費のみの院が多い
同意書の取得、申請、期間管理。手間に対して報酬が見合わないと判断し、自費だけで運営している院が少なくありません。結果として、説明ページを作る動機がありません。
- 扱っている院も、説明が短い
「保険が使えます(医師の同意書が必要です)」の一行で終わっているページが大半です。読んだ人は「自分は使えるのか」が分からないまま帰ります。
- 制度の説明は書きにくい
正確に書こうとすると硬くなり、噛み砕くと不正確になる。この加減が難しく、多くの院が避けています。だからこそ、丁寧に書いた院が目立ちます。
3 ページに書く5つの内容
この5つが揃っていれば、読んだ人が判断できます
- どういう場合に対象になり得るか(対象とされる疾患の例)
- 医師の同意書が必要であることと、その取り方の流れ
- 医師の治療を受けている場合の扱い(併給の考え方)
- 自己負担の目安と、支払いの流れ
- 当院で対応できるかどうかと、相談の連絡先
最後の1つが抜けているページが多くあります。制度の説明で終わらせず、「まずご相談ください」まで書いてください。
対象とされる疾患について
はり・きゅうの療養費では、神経痛・リウマチ・頸腕症候群・五十肩・腰痛症・頸椎捻挫後遺症などが 対象として挙げられています。ただし個別の可否は、症状の状態や医師の判断、保険者の取り扱いによって変わります。
「使えます」と断定しない
ページ上で「◯◯なら保険が使えます」と言い切らないでください。可否を決めるのは医師と保険者であり、施術所ではありません。「対象となる場合があります」「まずご相談ください」という書き方にとどめ、最終的な判断は医療機関・保険者へ、と案内するのが正確です。
手続きの流れは、図ではなく順番で書く
- まず院に相談してもらう
対象になりそうかどうかの見立てと、必要な書類の説明をします。
- 医師に同意書を依頼する
ここで多くの方がつまずきます。「何科で」「どう伝えればよいか」まで書いてください。
- 同意書を院に持参する
受け取ったあとの流れと、初回に必要なものを明記します。
- 施術の開始と、以降の手続き
継続する場合に再度の同意が必要になることがある点にも触れておきます。
2番目の「医師にどう伝えるか」を書いている院は、ほとんどありません。 患者さんにとって最大の壁がここなので、ここを丁寧に書くだけで差がつきます。
4 書くときに気をつけること
制度の説明であっても、書き方には注意が必要です
効果・効能に踏み込まない。「保険を使えばこの症状が治ります」は、制度の説明ではなく効果の訴求になります。あはき法の広告に関する規定の観点で避けてください。
制度は変わります。取り扱いや必要書類は改定されることがあります。ページには「最新の取り扱いは保険者にご確認ください」と添え、年に一度は内容を見直してください。
断定を避ける。「必ず使えます」「全額戻ります」といった表現は使わないでください。
5 自費中心の院が作る意味
「うちは自費だけだから関係ない」と思われるかもしれません。ですが、作る意味はあります。
「当院は自費のみで対応しています。その理由と、保険をご希望の場合の考え方」を書く。
患者さんは「保険が使えるか」を知りたいだけで、使えないと分かれば納得します。分からないまま問い合わせて、電話で説明する手間のほうが大きい。
加えて、なぜ自費なのかを説明できる院は信頼されます。 「手続きに時間をかけるより、1回の施術時間を長く取りたいから」といった理由が書いてあれば、 金額の根拠としても機能します。
6 よくあるご質問
どのくらいの分量で書けばよいですか。
1ページで構いません。ただし「一行で済ませない」ことが要点です。上の5項目と手続きの4ステップが入れば、自然と十分な分量になります。図解は不要で、順番に文章で書けば伝わります。
制度が変わったらどうしますか。
ページに「最新の取り扱いは保険者にご確認ください」と明記し、更新日を表示しておいてください。そのうえで年1回は見直します。制度説明のページは、放置すると古い情報を載せ続けることになります。
問い合わせが増えて対応が大変になりませんか。
むしろ減ることが多いです。いま電話で説明していることを、先にページに書いておくという発想です。ページを読んで対象外だと分かった方は問い合わせません。残るのは、対象になりそうで本気度の高い方だけになります。
7 まとめ
- 需要があり、競合が少なく、規制からも遠い
3つが揃う数少ないページです。
- 「医師にどう伝えるか」まで書く
患者さんの最大の壁がここです。書いている院はほとんどありません。
- 自費中心の院も書く意味がある
「使えないと分かること」も、患者さんにとっては必要な情報です。
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※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、施術の効果や療養費の支給を保証するものではありません。
※療養費の取り扱い・対象・必要書類は変更される場合があります。最新の取り扱いは保険者・所轄の窓口にご確認ください。
※広告表現に関する法令解釈は、所轄の保健所等にご確認ください。

