治療院のLINEは「配信」ではなく「次回予約のリマインド」から始める

治療院のLINEは「配信」ではなく「次回予約のリマインド」から始める 治療院マーケティング

LINE公式アカウントを開設したものの、何を配信すればいいか分からず止まっている。 治療院で最も多いパターンです。 ですが、治療院のLINEは「配信して集客するもの」ではありません。 来院間隔が1〜2週間と短いこの業種では、取りこぼしを止める道具として使うほうが、はるかに効果が出ます。 このページでは、最初に入れる4通と、やってはいけない使い方を整理します。

この記事でわかること

  • 治療院のLINEが「配信」ではなく「リマインド」から始まる理由
  • 最初に入れる4通(そのまま使える文面つき)
  • 登録率を上げる声のかけ方
  • ブロックされる配信の共通点
  • 通数が増えたときの費用(見落とされがちです)

1 結論:新患を増やす道具ではなく、離脱を止める道具

結論

治療院は来院間隔が1〜2週間と短く、接触の機会が多い業種です。

その条件では、新患を増やすより、いま来ている方が消えるのを止めるほうが安く、早く、確実です。

新患1人の獲得に1万円かかるなら、離脱を月2人止めることは月2万円の広告費と同じ価値があります。

LINEを「お得情報を配信して来店を促すもの」と考えると、配信ネタが尽きて止まります。 「予約を忘れさせない」「静かに消えるのを防ぐ」道具と考えると、やることは自動的に決まります。

2 止められる取りこぼしは4つ

  1. 無断キャンセル

    原因の多くは「忘れていた」か「連絡しづらかった」です。前日のリマインド1通で大きく減ります。

  2. 施術後の自然消滅

    「様子を見て、そのまま来なくなる」。3日後に一言聞くだけで、返信が来た時点で離脱がほぼ止まります。

  3. 通院の中断

    症状が落ち着いた方ほど静かに消えます。最終来院から一定日数で案内を送ります。

  4. 空いた予約枠

    当日キャンセルで空いた枠を、その枠を待っている方にだけ知らせます。

3 最初に入れる4通

① 登録直後のあいさつ

文面

ご登録ありがとうございます。

このアカウントでは
・ご予約の変更
・前日のお知らせ
・急な空き枠のご案内(ご希望の方のみ)
をお送りします。

ご予約の変更は、このままメッセージでどうぞ。

「何が届くのか」を最初に伝えるのが要点です。分からないまま登録すると、最初の配信でブロックされます。

② 予約前日のリマインド

文面

◯◯様

明日 9/12(木)11:00 のご予約です。
お待ちしております。

ご都合が変わった場合は、
このままメッセージでお知らせください。

変更の連絡先を、この1通の中に書いてください。無断キャンセルの多くは「連絡しづらい」が原因です。ここを外すと効果が半減します。

③ 施術3日後のフォロー

文面

先日はご来院ありがとうございました。
その後、お変わりありませんか。

気になることがあれば、
このまま送っていただければ次回までに確認しておきます。

効果を書かず、聞くだけ。これで十分です。返信が来た時点で関係が続きます。

④ 間隔が空いた方への案内

文面

前回のご来院から2週間が経ちました。

ご都合のよい日時をお知らせいただければ、
枠をお取りします。

この4通に効能を書かないこと

「腰痛が楽になります」「今なら改善が早いです」といった表現は、あはき法・柔道整復師法の広告に関する規定の観点で避けてください。書くのは日程と、連絡の仕方だけ。短いほうが返信されます。

4 登録率を上げる声のかけ方

言い方を変えるだけで登録率が変わります

✕「LINE登録をお願いします」(院側の都合に聞こえます)

○「ご予約の変更が、電話しなくてもできるようになります。よろしければ登録されますか」(相手の利益)

○「急な空きが出たときにお知らせしましょうか」(相手の利益)

タイミングは初回来院の会計時が最も自然です。次回予約の話をする流れで案内できます。 診察券・院内POP・ホームページのフッター・Googleビジネスプロフィールにも導線を置いてください。

5 ブロックされる配信の共通点

この3つでブロックされます

  • 一斉配信が多い(週2回以上は多すぎます)
  • 自分に関係のない内容が届く(空き枠案内を全員に送る等)
  • キャンペーンの告知ばかりで、個別のやり取りがない

一度ブロックされると、二度と届きません。登録者数を増やすより、ブロックさせないほうが重要です。

特に空き枠のお知らせを全員に送るのは危険です。 「急な空きが出たら知らせてほしい」と自分で手を挙げた方にだけ届く形にしてください。 同じ文面でも、手を挙げた人にとっては待っていた情報になります。

6 通数が増えると費用がかかります

見落とされがちな点

予約リマインドを入れると、配信通数が一気に増えます。1日20人×25日で月500通、これに空き枠配信が加われば月800〜900通になります。LINE公式アカウントは配信通数に応じて料金プランが変わるため、無料の範囲では収まらなくなります。導入前に想定通数を試算しておいてください。(プラン内容・料金は変更される場合があるため、最新の公式情報をご確認ください)

費用が発生することそのものは問題ではありません。 月に数千円で無断キャンセルが半減するなら、十分に見合います。 問題なのは、想定せずに始めて後から驚くことです。

あわせて読みたい 当日キャンセルの空き枠を埋める「お知らせ」の作り方|全員に送ると失敗します

7 よくあるご質問

配信は誰がやるべきですか。

院のスタッフです。外部に配信代行を頼むと、費用が積み上がるうえに反応が遅くなります。空き枠の連絡は30分以内が勝負なので、外注では間に合いません。3タップで送れる状態にしておくことのほうが重要です。

ステップ配信は必要ですか。

最初は不要です。上の4通を手動で回して、続くかどうかを確かめてから自動化を検討してください。仕組みを先に作ると、使われないまま費用だけかかります。

登録者が増えません。

声のかけ方を「相手の利益」に変えてください(第4章)。それでも増えない場合は、登録して何が届くのかが伝わっていない可能性があります。院内POPに「予約の変更がLINEでできます」と一言書くだけで変わります。

8 まとめ

  1. 配信ではなくリマインドから始める

    治療院は来院間隔が短い。取りこぼしを止めるほうが確実です。

  2. 最初は4通で十分

    あいさつ・前日リマインド・3日後フォロー・間隔が空いた方への案内。

  3. 全員配信をしない

    ブロックされると二度と届きません。希望した方にだけ届く形にします。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、施術の効果を示すものではありません。
※LINE公式アカウントの料金プラン・仕様は変更される場合があります。最新の情報をご確認ください。
※配信内容の表現については、あはき法・柔道整復師法の広告に関する規定にご留意ください。

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