「新患が減った」「SNSもGoogleマップもやっているのに増えない」という相談を受けたとき、原因を聞くと決まって漠然としています。原因は漠然としていません。必ず15項目のどこかに具体的に当てはまります。このページでは、当サイトの無料診断ツールが実際に採点している15項目をそのまま公開し、それぞれ何を見て、何を変えると、どの数字が動くのかを整理します。
この記事でわかること
- WEB集患の状態を測る15項目と、5つのカテゴリーの中身
- 30点満点の配点と、自分の院を自分で採点する方法
- 点数帯ごとに、最初に着手すべき場所が変わる理由
- 「頑張っているのに増えない」院が見落としがちな項目
- 広告規制に触れる項目と、その言い換え方
目次
1 結論:15項目・5カテゴリー・30点満点
WEB集患の状態は、次の5つのカテゴリー・15項目で採点できます。各項目は「はい=2点」「一部=1点」「いいえ/分からない=0点」の3択で、満点は30点です。
予約導線(8点)/Googleマップ(8点)/サイト・SEO(6点)/信頼・広告表現(4点)/再来院の導線(4点)
感覚では「SNSを頑張っているか」で評価しがちですが、実際に新患数を動かしているのは、この5つのどこかに具体的な欠けがある状態です。順番に見ていきます。
これは治療院のマーケティングで扱った集患の全体像を、そのまま採点表に落としたものです。全体像を先に把握したい場合は、そちらを先に読むと理解が早くなります。経営全体の数字(売上=患者数×来院回数×単価)の中で、この15項目がどこに効くかは治療院の経営の全体像で整理しています。
2 カテゴリー1:予約導線(4項目)
見つけてもらった後、実際に予約に進めるかを見る部分です。ここが弱いと、他のカテゴリーで満点を取っても意味がありません。
| 項目 | どこを見るか |
|---|---|
| スマホでトップページを開いたとき、スクロールせずに予約手段が見えるか | 電話ボタン・WEB予約ボタン・LINEのいずれかが最初の画面にあるか |
| 電話番号がタップでそのまま発信できるか | 電話番号を画像で載せていると、タップできません |
| WEB予約またはLINEから予約できるか | 電話のみの受付は、営業時間外の申込みをすべて取りこぼします |
| 料金がサイトに明記されているか | 「初回◯◯円」まで書いてあるか。「料金はお問い合わせください」は離脱要因です |
この4項目は、予約システムの選び方とホームページ制作の費用で個別に扱っています。ここでの欠けは、広告費をかける前に直すべき土台です。土台がない状態で広告を出しても、開いた画面で離脱するだけで費用が流れます。
3 カテゴリー2:Googleマップ(4項目)
治療院の集患で、実際の流入が最も多い場所です。ここに手をつけずにSNSだけ頑張っている院が非常に多く見られます。
| 項目 | どこを見るか |
|---|---|
| 外観・院内・施術者の写真が10枚以上あるか | Googleビジネスプロフィールの写真タブを開いて数える |
| 口コミが20件以上あるか | 件数そのものが比較検討時の判断材料になります |
| 口コミに返信しているか | すべてでなくても、返信の実績があれば該当します |
| 表示される院名が正式名称のままか | 「〇〇接骨院 腰痛専門」のように語を足すと、アカウント停止のリスクがあります |
設定の具体的な手順はGoogleマップでのGBP設定、口コミの集め方は口コミの増やし方にまとめています。名称に語を足すリスクについてはGBP停止の実例を先に読んでおくと、同じ失敗を避けられます。
4 カテゴリー3:サイト・SEO(3項目)
検索で見つけてもらえるかどうかを見る部分です。派手な施策より先に、この3つが整っているかを確認します。
| 項目 | どこを見るか |
|---|---|
| ページタイトルに地域名が入っているか | ブラウザのタブに出る文字が院名だけになっていないか |
| 施術メニューごとに独立したページがあるか | 1ページに箇条書きでまとめているだけの状態は該当しません |
| この半年以内にサイトを更新したか | 開設したまま放置していないか |
タイトルとページ構成の基本は治療院のSEO内部対策、Googleマップとの役割分担は治療院のMEOで扱っています。商圏が徒歩5〜10分の治療院にとって、SEOで大量の記事を量産する優先度は低く、この3項目を満たすことのほうが効果が出ます。
5 カテゴリー4:信頼・広告表現(2項目)
選ばれる根拠と、規制リスクの両方に関わる部分です。ここは他の3カテゴリーと違い、点数を上げる方向と、法令上避けるべき方向が同時に存在します。
| 項目 | どこを見るか |
|---|---|
| 施術者の顔写真・経歴・保有資格が掲載されているか | 資格も保険適用の保証もない業態ほど、この項目の重みが増します |
| 断定表現・比較写真がないか | 「治る」「改善します」等の断定表現、施術前後の比較写真がある場合は減点対象です |
断定表現・比較写真は、あはき法・柔道整復師法に関わります
接骨院・鍼灸院は広告可能事項が限定列挙されており、症状名の羅列や効果の断定、施術前後の比較写真は原則として広告できません。本記事は一般的な整理であり、適法性を判断・保証するものではありません。個別の表現については、所轄の行政機関または弁護士等の専門家にご確認ください。
減点対象になる表現の具体的な言い換え方はMeta広告の不承認で、実際に審査で落ちた表現とあわせて扱っています。断定表現をやめると規制上は安全になりますが、SEOでも症状名より生活場面の言葉のほうがロングテールで拾いやすいため、両方に効く変更になります。
6 カテゴリー5:再来院の導線(2項目)
新患を集める話ばかりが注目されますが、既存の来院者を続けて来てもらう導線も同じ15項目に含まれています。
| 項目 | どこを見るか |
|---|---|
| LINE公式アカウントで予約リマインドや空き枠案内を送っているか | 作っただけで配信していない院が多く見られます |
| メニュー説明が症状名ではなく生活場面の言葉で書かれているか | 「頸椎症」ではなく「朝、首が回らない」のような書き方か |
LINEの具体的な使い方は治療院のLINE活用、再来率そのものの上げ方はリピート率の上げ方、単価の設計は客単価の上げ方で扱っています。新患獲得だけに費用をかけ、このカテゴリーが0点のままの院は、獲得した新患を自分で流出させている状態です。
7 自己採点表と点数の見方
15項目すべてに「はい=2点」「一部=1点」「いいえ/分からない=0点」で自己採点し、合計してください。
点数帯ごとの目安(30点満点)
- 25点以上:土台はできています。次に効くのは広告と再来院の導線です
- 18〜24点:あと少しで変わります。特にGoogleマップと予約導線に、費用をかけずに直せる部分が残っています
- 10〜17点:取りこぼしが出ています。費用のかからないGoogleマップから着手します
- 9点以下:いまはWEBが機能していません。伸びしろが最も大きい状態でもあります
紙の上で採点しても構いませんが、実際にスマホでサイトとGoogleマップを開きながら採点したほうが、思っていたより低い項目が見つかります。
8 何から着手するか
5カテゴリーには着手の優先順位があります。ファネルの上流から直すほうが、下流の努力が無駄になりません。
- まず予約導線
ここが0点のまま広告を出すと、クリックされても予約に至らず費用だけが流れます
- 次にGoogleマップ
費用がかからず、地域の検索で最も流入が多い場所です。写真と口コミ返信から着手できます
- 次にサイト・SEO
タイトルとメニューページの構成を直すだけで、大きな作り直しは不要です
- 次に信頼・広告表現
断定表現の削除は、規制対応とSEOの両方に効く変更です
- 最後に再来院の導線
新患獲得のコストをかけたあとに機能させないと、獲得した新患を流出させ続けます
どの数字が動いたかを追う場合は、GA4で見るべき3指標とあわせて確認してください。点数が上がったのに新患数が動かない場合、見ている数字が的外れである可能性があります。
9 よくあるご質問
15項目のうち、いくつか自分で判断がつかない項目があります。
「分からない」は0点として扱ってください。院長が把握していない状態そのものが、来院者にも伝わっていない可能性が高いためです。分からない項目こそ、最初に確認する価値があります。
SNSの投稿頻度やフォロワー数は、この15項目に入っていませんか。
意図的に入れていません。フォロワー数は増えても新患数と直結しない指標だからです。この15項目は、すべて予約や来院という次の行動に直結する項目だけで構成しています。
自己採点と、実際にサイトを見てもらう診断は何が違いますか。
自己採点は自分の認識に基づく点数です。実際には、院長が「できている」と思っていた項目が、第三者の目では該当しないケースがよくあります。無料の精査レポートでは、実際にサイトとGoogleマップを開いて確認したうえでお伝えします。
全項目で満点なら、それ以上やることはありませんか。
この15項目は土台の点検であり、それ自体が集患の全てではありません。満点であれば、次は広告や集客支援のように、土台の上に費用をかける段階に進めます。
10 まとめ
- WEB集患の状態は、5カテゴリー・15項目・30点で採点できます
予約導線/Googleマップ/サイト・SEO/信頼・広告表現/再来院の導線
- 「頑張っているのに増えない」の正体は、たいてい特定の項目の欠落です
感覚ではなく、項目ごとに具体的に確認します
- 着手の順番はファネルの上流から
予約導線→Googleマップ→SEO→広告表現→再来院の順です
- 断定表現の削除は、規制対応とSEOの両方に効きます
症状名より生活場面の言葉のほうが、検索でも規制でも有利です
- 点数は自分でもつけられますが、思い込みが混じります
実際に開いて確認すると、想定より低い項目が見つかります
ここで紹介した15項目に画面上で答えるだけで、先生の医院のいまの点数と、最初に手をつけるべき3つがその場で表示されます。ご登録は不要です。ご希望があれば、実際にサイトとGoogleマップを開いて確認した精査レポートを無料でお送りします。
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売り込みのご連絡はいたしません
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の経営判断や法令適合性を保証するものではありません。
※広告可能事項・表現の適否については、所轄の行政機関または弁護士等の専門家にご確認ください。
※点数の目安は自己チェックを前提とした簡易な整理であり、実際の集患成果を保証するものではありません。

